送り火の翌朝のこと

朝から筋肉痛のアソウです。
たかが25分の登山で筋肉痛……
とほほ。
さて。
大文字に登った
 の続きです。


全然、原稿が上がらない新刊、
「京都早起き案内」(仮題)の追い込み取材も兼ね、
夫をむりやり引き連れ、
5時半過ぎに自宅を出発しました。


目的は早朝の京都盆地を、
ここから眺めることと、
消し炭を拾うこと。

大文字に登るのは12年ぶりくらい。
銀閣寺の裏門のあたりから
入山です。
送り火の翌朝のこと_b0199526_753550.jpg

すぐに左のような道になるんです。
右の石段は帰りに撮ったもの(下り)。
上りは、もうそんな余裕なし。ぜいぜい。
最後に出てくるんですが、これがきつかった〜。

私たちが入山したのは6時。
その時間で下山してくる人たちと
たくさん遭遇しました。
いったい何時に入山したんでしょ。
薄暗いうちからかな。

送り火の翌朝のこと_b0199526_754382.jpg

左、ラストスパートの石段の前に
一回、こんな開けた場所に出るんですよ。
最初に登ったときは
着いた?! と ぬか喜びしたものです。


老若男女、
女性のほうが多かったような気が。
女は強い。
どう見ても、70歳以上、
という方たちもいましたよ。


さてこれが
大文字の三画が重なる場所。
いちばん大きな火床。中心です。
その背後には小さなお堂(弘法大師堂)が。
送り火の翌朝のこと_b0199526_838315.jpg


上から見下ろすと。
送り火の翌朝のこと_b0199526_8385643.jpg

ひとつひとつが火床。
その数、全部で75基。

護摩木などは
小さなケーブルカーで運ぶようです。


送り火の翌朝のこと_b0199526_8523624.jpg

消火のためのホースが
まだ置かれたままでした。


そして持ち帰った消し炭。
送り火の翌朝のこと_b0199526_962072.jpg

大きなものは
送り火の夜、保存会の人たちや関係者が
持ち帰るから
翌朝は大きなものはほとんどなかった……。

なぜ持ち帰るかといえば、
災いを防いでくれるといい、
半紙にくるんで軒先に吊るす風習があるから。

でも昔の人たちは本当、頭がいい。
こういう言い伝えがあれば、
燃え残ってしまった護摩木も
大切に扱われし、
片付けも兼ねることができる……。
一石二鳥。


中継を行ったKBS京都テレビでは
消し炭を小さな巾着袋に入れ、
お裾分けをしています。
詳細はこちら
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〆切は22日。



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京都盆地を見下ろすなら
大文字がいちばん。
銀閣寺まで来たなら
どうでしょう。
京都で山ガール。女子力アップ^^;
by keiko-aso | 2011-08-18 08:01

京都ロンドンから琵琶湖のほとりへ??セルフリノベーションの家


by keiko-aso
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