京都日々のこと

夏越祓

もうすぐ6月30日は夏越祓(なごしのはらい)。

1月からの半年間の罪や穢れを払い、
残り半年を無事に過ごせるようにと祈願する行事のことです。

今年も町内会から
こんなヒトガタが配られてきました。
夏越祓_b0199526_6211425.jpg


このヒトガタ(人形)に
息をふきかけ、身体をなで、
罪や穢れを移し、
神社でお祓いをしてもらいます。

5枚、入っていたので
夫とちょっといたずら。
夏越祓_b0199526_6241071.jpg

親猫バカの夫は
これを見ながら、にんまり。
あ、もちろんこの2枚は、
神社には出してませんよ。
家に飾ってあります。
私たちにとっては家族でも、
所詮、動物ですから。






そしてこのとき食べるのが
水無月というお菓子。
あの透明の三角形は
氷室から取り出した氷を模しているんですよ。
かつて宮中では
この時期に
氷室から取り出した氷を食し、
暑気払いをするという習慣がありました。
それが庶民に伝わり、
こういう形になったと
言われています。

そしてトッピング (^^)のあずきにも
ちゃんと意味があるんですよ。
あずきの赤は
邪気を払うと
言われていたのです。



そんなことを知った上で
水無月、食すのも、
京都暮らしの愉しみ。


追記。

末富の水無月は
ういろうではなく、葛で
ひんやり感があり
私は好きです。
でも高いのよね@@

追記2
そして
6月30日には、茅輪くぐりをします。
ただし八坂神社はひと月遅れ
お祭り(祇園)が終わってからです。

京都がこの時期にするのは
やはり夏が暑く、
疫病が流行ったりすることが
多かったからではないかと思います。

昔は鴨川が氾濫すると
トイレも氾濫(@@)、
食中毒やら疫病やら
あっというまに広がったといいますから。
by keiko-aso | 2011-06-27 06:36 | 京都日々のこと

京都ロンドンから琵琶湖のほとりへ??セルフリノベーションの家


by keiko-aso
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